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Python

【Python】シンプルに分岐を記述する(三項演算子)

作成日:2021年7月16日、更新日:2021年8月20日

はじめに

Pythonでは三項演算子を使うことで、シンプルに分岐を記述することができます。

通常のif文でも同じ動作を記述できるので、絶対に覚えて使用する必要はありませんが、ネット上で調べたサンプルコードに使われていることもあるので、覚えておいたほうが良いです。

文法

三項演算子の文法は下記の通りです。

(変数) = <条件がTrueの時の値> if <条件> else <条件がFalseの時の値> 

合計点が400点以上は「合格」とし、それ以下は「不合格」とする場合の記述。

result = '合格' if total >= 400 else '不合格'

同様の処理をif文で記述した場合。

if total >= 400:
  result = '合格'
else:
  result = '不合格'    

検証

想定通りの動作をするかを、下記のコードを実行するで検証します。

total = 399
result = "合格" if total >= 400 else "不合格"
print('結果:' + str(total) + 'は' + result)

total = 400
result = "合格" if total >= 400 else "不合格"
print('結果:' + str(total) + 'は' + result)

total = 399
if total >= 400:
  result = "合格"
else:
  result = "不合格"
print('結果:' + str(total) + 'は' + result)

total = 400
if total >= 400:
  result = "合格"
else:
  result = "不合格"
print('結果:' + str(total) + 'は' + result)

下記の実行結果が得られました。
三項演算子が想定通りの動作をすることが確認できました。

% python3 -V
Python 3.9.1

% python3 ternary_operator.py 
結果:399は不合格
結果:400は合格
結果:399は不合格
結果:400は合格

まとめ

今回はPythonの三項演算子の文法を紹介しました。
三項演算子を使用することにより、ソースコードがスッキリする事が分かったかと思います。
今後のコーディング使用してみて下さい。

Enjoy Programming!!

筆者

写真
築山 博
情報系の大学院を卒業し、その後はずっとIT関連の仕事に携わってきました。
「プログラマー/SE」からキャリアをスタートして「チームリーダ」等を経て、現在は「ITディレクター / プロジェクトマネージャ」と呼ばれる役割をこなす事が多いです。
2016年からフリーランスとして活動しております。