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ITディレクターについて:1 マネージメント

ITディレクターはどんな事をする人?(概要)

作成日:2021年8月2日、更新日:2021年8月20日

はじめに

システム開発の現場で「ITディレクター」と呼ばれる人がいます。
今回は「ITディレクター」がどんな事をする人なのかを、筆者の経験を基に紹介したいと思います。

ITディレクターの歴史

「ITディレクター」は比較的新しい役割名だと思います。
筆者の感覚では10年位前から使い始められ、ここ5年位でよく聞くようになった印象です。
筆者も4年位前から「ITディレクター」と呼ばれる役割名で、プロジェクトに参画する事が多くなりました。

この記事を読む際の注意点

システム開発において「役割名」が同じでも、会社や現場によって「役割」が異なることはよくあります。
今回とりあげる「ITディレクター」は比較的新しい役割名であることもあり、「プロジェクトマネージャ」等の様に古くからある役割名と比べると、会社や現場での「役割」の振れ幅は大きいと思われます。
記事の内容は筆者の経験を基に記載した、一例として読んで頂ければと思います。

ITディレクターとは

筆者の考える「ITディレクター」の役割を図にしてみました。

ITディレクターの役割

緑色の円で囲われた箇所が、「ITディレクター」が行うべき役割だと考えています。
他の役割名の円と重なっている部分は、その役割名の方と協力して実施していく役割です。

図にある通り、多様な役割の方と協力して業務を進めて行く必要があります。
「ITディレクター」の主要スキルとして「コミュニケーション能力」が上げられる所以だと思います。

また、多様な役割の方と協力して業務を進めるために、「幅広い知識」も必要になります。
「コミュニケーション能力」がいくら高くても、相応の「知識」がないと他の役割の方と議論しても、効率的な「課題解決」が行えないためです。

各役割については、次回以降に掘り下げていきたいと思います。

まとめ

今回は「ITディレクター」の役割について概要部分を紹介しました。
また、「ITディレクター」の役割を遂行するためには、「コミュニケーション能力」と「幅広い知識」が必要になることも紹介しました。

次回以降に「ITディレクター」の各役割について、掘り下げていきたいと思います。

この記事が所属するシリーズ

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ITディレクターとプロジェクトマネージャの違いについて
不具合発生時のITディレクターの動き方
ITディレクターが持つべきマインド
ITディレクターになるためには

筆者

写真
築山 博
情報系の大学院を卒業し、その後はずっとIT関連の仕事に携わってきました。
「プログラマー/SE」からキャリアをスタートして「チームリーダ」等を経て、現在は「ITディレクター / プロジェクトマネージャ」と呼ばれる役割をこなす事が多いです。
2016年からフリーランスとして活動しております。